虫歯や歯周病を確実に治療することはとても重要です。
しかし、それだけでよいのでしょうか?
虫歯や歯周病になってしまうのには、必ず原因があります。 その原因を見つけ出して取り除かなければ、再び虫歯や歯周病になってしまいます。 原因の除去を行い、健康的な状態を獲得し、さらにあなたの歯を長期間にわたり良い状態で保つためには、定期的なメインテナンスが不可欠です。
虫歯や歯周病になってしまうのには、必ず原因があります。 その原因を見つけ出して取り除かなければ、再び虫歯や歯周病になってしまいます。 原因の除去を行い、健康的な状態を獲得し、さらにあなたの歯を長期間にわたり良い状態で保つためには、定期的なメインテナンスが不可欠です。
データ紹介
スウェーデンの歯科医師チームは、成人を対象にして、PMTC(プロフェッショナルクリーニング)を含む予防プログラムの効果を調べるため、30年の長期研究を行なってきました。
この研究により、継続してメインテナンスを行うと、97.7%の確率で歯を守れることが判明したのです。

当院においても、一定の成果が出ております。
以下は当院でメインテナンスを受けている方のデータをまとめたものです。
【2015年〜2017年に来院した成人メンテナンス受診者 1082人の平均喪失歯数】
経過年と人数 (総数1082人) | 平均年齢 | メンテナンスに入ってからの 平均喪失歯数 |
---|---|---|
05年以上経過 982人 | 60.2歳 | 1.18本 |
10年以上経過 777人 | 62.0歳 | 1.34本 |
15年以上経過 536人 | 63.9歳 | 1.43本 |
20年以上経過 323人 | 66.8歳 | 1.76本 |
25年以上経過 175人 | 68.8歳 | 1.85本 |
30年以上経過 74人 | 71.0歳 | 1.86本 |
治療が終わってから30年間当院のメンテナンスに通った方のメンテナンスに入ってから失った歯の本数は1.86本でした。
国が5年に1度国民を無作為に抽出し口腔内を診査した歯科疾患実態調査を見てみると50歳から80歳の30年間に10.9本の歯を喪失しています。
2016年歯科疾患実態調査
1人平均喪失歯数の年次推移
※永久歯は親知らずを除き28本

※出典:厚生労働省ー平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要
長期間メンテナンスに通うことによって多くの歯を残すことが可能であることが分かります。
メインテナンスの症例
当院には、長年メインテナンスを続けてきた記録が、データだけでなく画像でも保管されています。
正しくメインテナンスを行なっていれば、経年により歯を失うことは防げることの証明になるかと思います。
正しくメインテナンスを行なっていれば、経年により歯を失うことは防げることの証明になるかと思います。

このように、長期的なメインテナンスをすることによって約30年経過しても、健康な歯を保つことができました。
デンタルドックの内容
デンタルドックとメインテナンスをお受けいただく対象者、内容はそれぞれ違います。
メインテナンス:
治療が終了しても、深いポケットが残っている人が対象となります。 短い間隔(1〜3ヶ月くらい)で、ポケットが深い部位のデブライドメント(プラークや歯石の除去)を行ないます。
デンタルドック:
治療が終了し、健康な人が対象となります。
4〜12ヶ月で、全顎のプロービング(歯周ポケットの深さの測定)、PMTCなどを行ないます。
アポイント時間と費用についてはこちらをご覧ください。
メインテナンス:
治療が終了しても、深いポケットが残っている人が対象となります。 短い間隔(1〜3ヶ月くらい)で、ポケットが深い部位のデブライドメント(プラークや歯石の除去)を行ないます。
デンタルドック:
治療が終了し、健康な人が対象となります。
4〜12ヶ月で、全顎のプロービング(歯周ポケットの深さの測定)、PMTCなどを行ないます。
アポイント時間と費用についてはこちらをご覧ください。



